2013年02月02日

風営法で健全なお店を保護?

風営法とは正式名称が「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」であり、店の適性営業を行わせる為のルールが盛り込まれている規制法となっています。
また、風営法第1条には「この法律は、善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため、風俗営業及び性風俗関連特殊営業等について、営業時間、営業区域等を制限し、及び年少者をこれらの営業所に立ち入らせること等を規制するとともに、風俗営業の健全化に資するため、その業務の適正化を促進する等の措置を講ずることを目的とする。」とあり、風俗営業等から生じる歓楽性や享楽性が過度になる事を防ぎ善良風俗を保持し、その歓楽性雰囲気や享楽性雰囲気が無制限に拡散して周辺の環境を保持、さらには歓楽性や享楽性が過度になった営業から生じる恐れのある犯罪(売春、賭博、猥褻等)を防ぎ、歓楽的雰囲気、享楽的雰囲気が年少者の健全な育成を阻害する事のないようにすると解されています。
裁判所の判例では「・・・風俗営業がややもすると、売春や賭博その他風俗を害する犯罪を誘発するおそれがあり、または、性道徳のびん乱と奔放な射幸心を生じやすいためにこれを規制し、明るい文化的な社会環境を確立するとの公益上の目的に奉仕するものである。」(徳島地判昭45.10.24)。
この様に風営法は風紀を乱す事を防いだり犯罪を防いだり、さらには地域や青少年を守る目的をもって店に対して様々な規制を行っています。
お店にとっては営業するにあたり許可取得に際して様々な負担を強いられたり、営業中も様々な制約がある中での活動となり、風営法は窮屈な存在と感じているお店の方は多いと思います。

しかし、少し見方を変えれば真面目に正しくやっているお店から見ると、店を保護している様な法律にも見えます。
風営法に則って許可を取得するためには経営者等の審査があります。これによって営業に際して相応しくない人が排除され、営業に相応しい人が経営しているお店が残ります。
また店内の構造に関しても厳しい基準がありますが、いかがわしい行為等が行いやすい様な構造のお店は排除され、健全に営業を行っているお店だけが残れる状態となっています。
他にも色々なルールがありますが、これらを守れないお店は排除され、健全にルールを順守しているお店だけが生き残れる状態になります。特にここ数年は風営法違反の取締も強化されている事から、この傾向は顕著にでています。
少し見方を変えると健全営業を行うお店を風営法で他の店から守っている様にも見ることができます。

風俗営業許可が必要なお店を始める際、色々と面倒を感じることがあると思いますが、この様に少し見方を変えれば許可取得を行う事に対して気分的に良くなるのではないでしょうか。
(風俗営業許可の必要な営業を行うに際しては、理由の如何を問わず無許可での営業は禁じられています。)


ラベル:風俗営業許可
posted by 行政書士雨堤孝一事務所 at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 風営法全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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