2012年05月20日

ダーツやポーカーの大会と風営法

ソフトダーツやポーカーゲームは風営法の対象となっています。
これは常設の店舗に限らず、イベント用にホールを借りて1日限りの大会等を行う場合も当然に風営法は適用されます。風営法は継続的な営業に限らず一時的な営業においても免除しない考え方があります。
ただ、風営法は「営業」に対して適用される法律ですので、料金が発生しなければ適用を受ける事はありません。
ただ、ここにいう料金とはゲーム代に限らず飲食代金や参加費が主催者に支払われるケースも当然に含まれます。
また、施設利用料等の実費部分を徴収するに過ぎない場合でも、その徴収した金銭が施設所有者に渡り、ゲームの参加者から集めた金銭により施設所有者の営業に繋がる場合も反射的利益が生じている事から営業性を排除出来ない考え方があります。
真に営業性が排除される行為は主催者が全額自己負担で参加者からは一切の費用を徴収しない事になります。

風営法の対象となる場合は風俗営業許可を取得する必要があります。
風俗営業許可の取得には申請から2ヶ月弱を要します。許可審査時には現場実査を事前に行われる為にかなり前から会場を借りて設備を設置しておく必要性があります。
なお、風俗営業許可の行政手続は各都道府県警察に委ねられてる関係上、期間や手続の手順、さらには許可の判断基準も都道府県により大きく異なる場合があります。

ただし、ゲームの用に供する床面積がフロアの客の用に供する床面積(トイレ、エントランス等を除いた面積)の10%未満であれば風営法の対象であっても許可は免除されます。(この場合でも許可の免除に過ぎず、景品提供禁止等の規定は適用されます)


風営法の対象となる大会の大きな問題点は賞品や賞金です。
ソフトダーツやポーカーゲームは8号営業と呼ばれるゲームセンター営業です。
http://fu-ei.info/1_8.html
この営業では金額の大小を問わず遊技の結果に応じて商品(賞品、賞金、有価証券等を問わず)を提供する事は禁止されています。これの例外といえば直接賞品を取るゲームであるクレーンゲームだけです。
よくゲーム大会の賞金と賭博の問題が議論されていますが、賞金の提供者を第三者(スポンサー)とすれば賭博の問題とはなりません。
しかし、賞金の提供者が誰であれゲームの結果に応じて提供されるのであれば風営法第23条第2項に違反する行為となります。
風営法の観点からは風営法の適用を受けている限り大会を行って賞金を提供する事は全て違法と扱わる事になります。

*風営法は地域の実情に応じて各都道府県警察により運用の判断がなされる事が多いので、最終的な運用は各都道府県により異なる場合があります。
ラベル:トーナメント
posted by 行政書士雨堤孝一事務所 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ダーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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