2012年04月23日

スナックも風俗営業許可が必要

カウンターがメインでボックス席が1ヶ所くらいのスナックはキャバクラの様に横に座っての接客がない事から風俗営業許可を取得せず飲食店許可だけで営業している店が多くあります。
以前から「客の横に座って接客すれば風俗営業、カウンター越しならば許可は要らない。」と言われてきましたが、これは1つの例え話であり何の法的根拠はありません。
警察庁生活安全局が出している風営法の解釈運用基準では、「特定少数の客の近くにはべり、継続して、談笑の相手となったり、酒等の飲食物を提供したりする行為は接待にあたる。」とされています。
また、従業員が2〜3名程度に対して客が10数名いる場合は、特定少数の客に対する継続した談笑という概念から外れる事もあるのですが、店内に設置されたカラオケ等の使用方法によっては風俗営業になる場合があります。
解釈運用基準では「特定少数の客の近くにはべり、その客に対し歌うことを勧奨し、若しくはその客の歌に手拍子をとり、拍手し、若しくはほめはやす行為又は客と一緒に歌う行為は、接待にあたる。」と規定されています。
要するに、従業員とお客さんがデュエットする様な行為やお客さんの歌に対して手拍子をしたり、拍手したり、「お上手」と言って褒める行為は全て接待に該当するとなります。
これらから考えるに、スナックと呼ばれる店の場合、風営法の接待行為は行われていると考えるほうが自然になります。
実際にスナックにおいてカラオケ等の行為により、無許可営業の風営法違反で経営者らが逮捕されるケースも最近増えています。

ただ、今まで許可を取得していなかったスナックが風俗営業として許可を取得する事により、店の営業に対するデメリットが何か生じるのと思う方も多いようです。
風俗営業許可を取得すると風俗営業者としての規制が課せられます。
主な規制として以下のものがあります。
・深夜0時(一部地域は1時)以降の営業ができない。
・18歳未満の入場ができない。
・客引き行為ができない。
ただ、一般的なスナック営業の場合、これらの規制が課せられても大きな影響は生じにくいと思われます。
スナックは深夜0時頃に閉店する店が多いですし、元々年少者が入ることも考え難いです。さらに、スナックのホステス等が外へ出て客引きをするケースもあまり考えられません。
逆に、許可を取得して堂々とお客さんとデュエットしたり談笑行為を行うほうが更なる店の繁盛に繋がると考えられます。
また、許可を取得するにはある程度の費用と労力を要する事にもなりますが、風俗営業許可は更新制ではないので、一度許可を取得すれば永続的にその店で営業する事が可能です。

風俗営業許可取得に要する費用や期間等は各都道府県により異なりますので、そのお店がある都道府県の風営法を専門に取扱っている行政書士事務所等にお問合せ下さい。

なお、行政書士雨堤孝一事務所では大阪府における風俗営業許可に関する相談や手続を随時承っております。
http://www.amazutsumi.jp/
電話 06-6344-3481
posted by 行政書士雨堤孝一事務所 at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 社交飲食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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