2011年06月09日

ダンスクラブ許可とライブハウス許可

風営法のダンスクラブ問題において風営法2条1項3号の営業として風俗営業許可の問題があります。
http://fu-ei.info/1_3.html
客を店内で躍らせる場合はこれに該当し、この営業を行う場合は許可が必要となります。

これとは別に「ライブハウス」営業店の場合は興行場法に基づく興行場営業許可があります。

時折、風俗営業許可は色々と規制が多いのでライブハウスとして営業してはと考える方もおられますが、これは全く別のものとなります。

風営法の3号許可は「客を躍らせる」
興行法は「公衆に見せ又は聞かせる」
といった定義に違いがあります。

中には興行場許可を有していれば風営法の取締りを受けないと思われている方もおられますが、これも大きな間違いとなっています。
風俗営業許可は公安委員会(実働は警察)
興行場許可は保健所
の所管となっています。
興行場許可を取得している営業所において、客を店内で躍らせていた場合、警察側はこの店を風営法の3号営業と看做します。
ここで興行場許可を取得していると主張していても躍らせる行為が確認されれば風営法に基づいて処分されてしまいます。

風営法にとって興行場許可は何の対抗手段にもなりません。
なぜならば風営法と興行場法は法律の目的が大きく違うからです。
風営法の目的は第1条に記載されています。
以下第1条
この法律は、善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため、風俗営業及び性風俗関連特殊営業等について、営業時間、営業区域等を制限し、及び年少者をこれらの営業所に立ち入らせること等を規制するとともに、風俗営業の健全化に資するため、その業務の適正化を促進する等の措置を講ずることを目的とする。
とあり、治安秩序維持の目的が主です。
これに対して興行場法の目的は、公衆衛生の確保です。

風営法3号許可と興行場法許可のどちらを取得すべきかの選択権は営業者にあるのではありません。
営業内容に応じて必然的にどちらの許可が必要か判断されていきます。

どんな許可制や届出制営業でも共通ですが、その営業がどの様な内容の営業になっているかです。
その判断を誤ると、その後の必要許認可も間違えてしまいます。


営業を行うに際しての相談は随時受付けております。
行政書士雨堤孝一事務所
06-6344-3481


ラベル:ナイトクラブ
posted by 行政書士雨堤孝一事務所 at 23:05| Comment(2) | クラブ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして

ライブハウスに関する法律を調べていてここにきました

質問させてもらっていいですか?

今度ライブハウスでライブイベントをしようと思っています

ステージでバンドが演奏するかたちです

22時以降入場禁止という条件であれば16歳以上18歳未満の方の入場は許可してもいいのでしょうか?

もし風営法が適用されれば18歳未満の方は入場禁止ですよね

イベントとしてはお客さんにノッてもらう目的があります。

ノるという行為がダンスになるかどうかだと思うんですが

18歳未満の方の入場は許可できますか?

Posted by エイジ at 2011年10月19日 13:26
ライブハウスが風営法の適用を受けるか否かは微妙な問題ではあります。
客がノッて踊るような事が前提としてあるならば、それはダンスを行わせる営業として風俗営業(法2条1項3号)となり事前に許可が必要な行為となります。
そうでなければ単なる興行の扱いとなりますが、飲食物を提供すれば飲食店として風営法の各種規制を受けます。
それで酒を出す場合は酒類提供飲食店営業となりますし、深夜に及ぶ営業であれば深夜酒類提供飲食店営業となります。その場合、夜間は18歳未満の入場に問題が生じますが早い時間ならば法的には可能です。
ただ、深夜までライブを行う場合、飲食物を提供している場合は深夜客に遊興させてはならないという風営法の規定に抵触する恐れがあります。

風営法に抵触するか否か等は一概に判断が難しく、私どもでも申請が必要か名等の相談が発生した場合は一つ一つ現場を確認し色々な観点から確認を行って最終的に警察と協議を行っています。

当該ライブが風俗営業の申請等が必要かに関しては最終的には地域の警察又は行政書士に相談してみて下さい。
Posted by 雨堤孝一 at 2011年10月31日 20:51
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